シーリングは劣化するの?
2025.04.09 (Wed) 更新
練馬区にお住まいの皆様こんにちは!
練馬区地域密着の外壁塗装・屋根塗装・雨漏り専門店おひさま美装 ブログ更新担当です。
今回は『シーリングは劣化するの?』です。
外壁塗装や屋根塗装を検討する際に、見落とされがちなのがシーリングの劣化です。
シーリングは、建物の防水性や断熱性を維持する重要な役割を果たしており、劣化を放置すると雨漏りや建物の損傷につながる可能性があります
今回はシーリングの劣化とは何か、そしてその対策について詳しく解説します。
目次
シーリングってなに!?
シーリングは、外壁の目地や接合部分に施工される防水材のことを指します。
外壁の素材が異なる部分や、パネルの継ぎ目などに使用され、雨水や湿気の侵入を防ぐ役割を持っています。
シーリング材は弾力性があり、建物の膨張や収縮に対応できるように設計されています。
しかし、経年劣化や気象条件の影響を受けることで、ひび割れや剥がれが発生し、機能を果たせなくなることがあります。
この大事なシーリング。
外壁塗装と同じタイミングでシーリングの打替え工事を行う方が多いと思います。
しかしシーリングは外壁の劣化よりも早く劣化してしまいますので、外壁塗装のタイミングで行うとシーリングがすべて打替え工事💧なんてことも!
シーリングの劣化のサイン
シーリングの劣化は以下のような形で現れます。
ひび割れ (クラック)
小さなひびが入ると、そこから水分が浸入し、劣化が進行します。
剥がれ・縮み
シーリング材が剥がれたり、縮んで隙間が生じると、雨水が直接建物内部に侵入します。
弾力の低下
触ると硬くなっている場合、弾力性が失われており、劣化が進んでいるサインです。
変色
シーリング材が紫外線や雨風の影響で変色し、見た目に劣化が分かることもあります。
隙間の発生
建物の動きに追従できず、シーリング材が収縮してしまい、目地部分に隙間ができることがあります。
これらの兆候が見られた場合は、早急なメンテナンスが必要です。
シーリングの劣化が引き起こす問題
シーリングが劣化すると、以下のような問題が発生します。
雨漏りの原因
目地から雨水が浸入し、内部の木材や断熱材が傷んでしまいます。
雨漏りがおきた時には、
外壁の劣化促進
水分が入り込むことで、外壁材の寿命が短くなる。
カビ・腐食の発生
湿気がこもることで、内部にカビが発生し、住環境が悪化する。
断熱・防音性能の低下
シーリングの役割が果たせなくなると、室内環境の快適性が損なわれる。
光熱費の増加
シーリングの劣化で断熱性能が低下すると、エアコンの効きが悪くなり、冷暖房のコストが増加する可能性があります。
シーリングのメンテナンス方法
シーリングの劣化を防ぐためには、定期的な点検と適切な補修が必要です。
シーリング補修には、「打ち増し」と「打ち替え」の2種類があります。
1. シーリングの打ち増し
既存のシーリングの上から新しいシーリング材を追加する方法です。
劣化が軽微で、まだ機能を一部維持している場合に有効です。比較的短期間で施工ができ、コストも抑えられます。
ただし、劣化が進んでいる場合には効果が限定的であり、打ち増しだけでは十分な防水性を確保できないことがあります。
2. シーリングの打ち替え
劣化したシーリングを完全に除去し、新しいシーリング材を充填する方法です。
劣化が進行し、ひび割れや剥がれが顕著な場合には、打ち替えが推奨されます。
打ち替えは施工に時間がかかるものの、防水性能が完全に回復し、長期間にわたって建物を保護することができます。
シーリングの適切な施工方法
- 古いシーリングの撤去(打ち替えの場合)
- 施工部分の清掃 – 汚れやホコリを除去し、新しいシーリング材がしっかり密着するようにする。
- プライマーの塗布 – シーリング材が剥がれにくくするための下地処理。
- シーリング材の充填 – 目地の隙間にシーリング材を均一に埋める。
- 仕上げ処理 – へらで表面をならし、美観と耐久性を向上させる。
シーリングのメンテナンス時期
シーリングの寿命は約10~15年とされていますが、使用環境によってはそれより早く劣化することもあります。
外壁塗装を検討する際に、シーリングの状態も確認し、必要に応じて補修を行うことが重要です。
特に、以下のような建物はシーリングの劣化が早く進む可能性があるため、注意が必要です。
-
直射日光が当たりやすい建物
-
海岸近くの建物(塩害の影響)
-
雨が多い地域の建物
まとめ
シーリングの劣化は、建物の耐久性や快適性に大きな影響を与えます。
定期的な点検を行い、劣化が見られた場合には早めに補修することで、雨漏りや建物の損傷を防ぐことができます。
外壁塗装や屋根塗装と合わせて、シーリングのメンテナンスも計画的に行い、大切な住まいを長く守りましょう。
また、シーリングの補修方法を理解し、適切なタイミングで打ち増しや打ち替えを行うことで、コストを抑えながら建物の防水性能を維持できます。
建物の寿命を延ばすためにも、シーリングの定期的な点検とメンテナンスを忘れずに行いましょう。