浴室近くのお風呂場の外壁、見た事ある?
2025.04.14 (Mon) 更新
練馬区にお住まいの皆様こんにちは!
練馬区地域密着の外壁塗装・屋根塗装・雨漏り専門店おひさま美装 ブログ更新担当です。
今回は『浴室近くのお風呂場の外壁、見た事ある?』です。
練馬区にお住まいの皆様は、ご自宅の「浴室側の外壁」をじっくり見たことはありますか?
「えっ、見たことないかも…」「浴室の外壁なんて気にしたことなかった」という方、実はとても多いんです。
でも実は、浴室側の外壁には、ある特有の劣化トラブルが発生しやすく、多くの方からご相談をいただいている場所でもあります。
今回は、この「浴室側の外壁がボロボロになる原因」と、その修理方法や今後の予防策について、わかりやすくお話ししていきます。
目次
浴室の外壁がボロボロになるのはなぜ?
まず、なぜ浴室の外壁だけが、ほかの場所よりも傷みやすいのか?
その答えは、「内側からの湿気」と「北風」が関係しています。
浴室は家の間取り上、北側に配置されていることが多いです。
そして北側は冬になると冷たい風にさらされ、気温も下がりやすい場所。そんな場所で毎日使われる浴室からは、大量の水蒸気が発生します。
そして、この水蒸気を含んだ空気が、換気扇などから外に出ていく際に、ちょうど外壁に当たるのです。
しかも、北風によって押し戻されるようにして、外壁にどんどん水蒸気が付着します。
ここでポイントなのが「凍結融解(とうけつゆうかい)作用」という現象。
水蒸気が外壁の表面に付着し、それが夜間に冷やされて凍り、朝になると溶ける。この凍ったり溶けたりを繰り返すことで、外壁の表面、特にサイディング材がじわじわと傷んでいってしまうのです。
最初は小さな変化ですが、年月が経つごとに塗装がはがれ、素材自体が傷んでしまい、やがて「ボロボロに剥がれる」という状態に至ります。
修理方法はどうするの?
では、外壁がボロボロになってしまった場合、どのように修理をするのでしょうか?
実際の現場では、まず劣化した外壁材を剥がして中の状態を確認します。
表面だけでなく、内部にまで湿気が回ってしまっていることも多いため、しっかりと下地から見直すことが大切です。
●防水シートと樹脂胴縁でしっかりガード!
劣化した外壁を撤去した後は、防水シートを新しく貼り直し、通気性を確保するための「胴縁(どうぶち)」という部材を設置します。
一般的には木材が使われることが多いこの胴縁ですが、今回は「樹脂製の胴縁」を使用しました。
樹脂製なら湿気に強く、腐食にも強いため、耐久性が大幅にアップします。さらに、白アリ被害の予防にもつながります。
●外観もできるだけ元通りに!
外壁材には種類や模様がたくさんあるため、まったく同じものがすでに生産されていないこともよくあります。
でもご安心ください。
できる限り似た柄・色の外壁材を探し、自然な仕上がりになるように施工します。
シーリング(目地の防水処理)もしっかり行い、修理は完了です!
今後同じことが起こらないようにするためには?
「せっかく直したのに、また数年後にボロボロになったら意味がない…」
そんな不安を抱かれる方も多いでしょう。だからこそ、再発防止の対策がとても重要なんです。
ここで登場するのが、「伝い水防止水切り」というアイテム。
その名も『ツタワンD』!(ちょっとユニークなネーミングですよね♪)
●『ツタワンD』で水の伝いを防止!
このツタワンDは、サッシ(窓枠)の下から外壁へ水が伝わるのをブロックする役目を果たします。
浴室からの水蒸気や雨水が外壁に直接伝わらないように工夫されており、湿気による劣化を大幅に軽減することができます。
外壁を修理する際には、このような根本的な原因への対策を講じることがとても大切です。
見た目だけきれいにしても、根本を直さなければ数年後にはまた同じことが起こる可能性があります。
最後に:ぜひ一度、浴室側の外壁をチェックしてみてください!
浴室の外壁は、家の裏側にあったりして普段あまり目にすることがない場所です。だからこそ、劣化に気づきにくく、傷みが進行しがちです。
「うちは大丈夫かな?」と思った方、ぜひこの機会に一度チェックしてみてください!
そしてもし、
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外壁がはがれている
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塗装が色あせている
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カビやコケが目立つ
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サッシまわりが黒ずんでいる
といった症状が見られる場合は、早めの対応がおすすめです。
ちょっとしたひび割れや剥がれも、放置してしまうと被害が拡大して、将来的に大掛かりな工事が必要になるかもしれません。
気になる点があれば、まずはお気軽に専門業者に相談してみてくださいね!