高圧洗浄だけで外壁の劣化は防げるの?
2025.05.20 (Tue) 更新
練馬区にお住まいの皆様こんにちは!
練馬区地域密着の外壁塗装・屋根塗装・雨漏り専門店おひさま美装 ブログ更新担当です。
今回は『高圧洗浄だけで外壁の劣化は防げるの?』です。
「外壁がだんだん汚れてきたけど、高圧洗浄だけでキレイになるのかな?」「塗装しなくても大丈夫?」
そんな疑問をお持ちの方へ、今回は外壁の高圧洗浄について、その役割や効果、メリット・デメリットまでをわかりやすくお伝えしていきます。
外壁の汚れや劣化が気になってきたら、ぜひ一度参考にしてみてください。
目次
高圧洗浄ってどんなことをするの?
高圧洗浄とは、専用の機械を使って水に強い圧力をかけ、外壁や屋根の表面を洗い流す作業のことです。
単に水をかけるというよりも、壁にこびりついた汚れや古い塗膜などを“削ぎ取る”ようなイメージです。
外壁には、日々の雨風や湿気によってコケ・カビがついたり、古くなった塗装が粉を吹く「チョーキング現象」などが見られるようになります。
高圧洗浄は、こういった汚れや劣化のサインを取り除くために行われます。
ちなみに、通常の高圧洗浄で落としきれない頑固なカビや藻には、「バイオ洗浄」という専用の洗剤を使った方法もあります。
現場の状況に応じて、最適な洗浄方法を選ぶのがプロの仕事です。
高圧洗浄をする前に気をつけたいこと
高圧洗浄はとても便利な作業ですが、注意が必要なケースもあります。
たとえば、外壁に鉄部があり、それがサビて劣化している場合。
高圧洗浄をすると逆にサビを広げてしまうことがあります。
こういう場合は「ケレン」と呼ばれる研磨作業でサビを落とす方が適しています。
また、下地がかなり傷んでいる壁に高圧洗浄をかけると、水圧によってさらに傷みが進む恐れもあります!!!
こういった場合は、高圧を調整したり、カビ取りを塗装したり等の対策が必要になります
そして、外壁の材質によっては強い水圧が合わないこともあるため、手作業でブラシ洗浄を行うこともあります。
外壁塗装を成功させるためには、状況に合った丁寧な下準備がとても大切なのです。
高圧洗浄だけで外壁の劣化は止まる?
ここが気になるポイントですね。
結論から言うと、高圧洗浄だけでも、一定の効果はあります。
外壁塗装を行わなくても、定期的に高圧洗浄をすることで、コケや汚れの付着を防ぎ、美観を長く保つことができます。
実際、高圧洗浄だけでも建物の見た目が大きく改善されるケースも多いのです。
ただし、注意しなければならないのは、古くなった塗膜や防水機能まではがしてしまう場合があること。
防水性能が落ちてしまうと、かえってカビや汚れが再発しやすくなる可能性もあるため、外壁の状態をよく確認して判断することが大切です。
また、高圧洗浄のみを行う場合でも、高所作業になると足場を設置しなければならない場合があります。
足場代が発生するなら、「どうせなら塗装までやった方がいい」と判断される方も多いです。
高圧洗浄のメリットとは?
高圧洗浄にはたくさんのメリットがあります。
以下のような点が代表的です。
1. 汚れをしっかり落とせる
高圧洗浄は、外壁に付着したホコリ、花粉、カビ、コケなどの頑固な汚れを強力に落とすことができます。
放置すると劣化の原因になるため、早めの対応が有効です。
2. 外壁が見違えるようにキレイに
汚れやチョーキングを取り除くことで、外壁の見た目がリフレッシュされ、清潔感が蘇ります。建物全体の印象も明るくなりますよ。
3. 塗装前の下地づくりに最適
塗装を長持ちさせるためには、しっかりと下地を整えることが欠かせません。
高圧洗浄は、塗装前の準備として非常に重要な役割を果たします。
4. 耐久性の向上
定期的な洗浄によって、汚れが原因の劣化を予防できるため、結果的に建物全体の寿命を延ばすことにもつながります。
一方で、高圧洗浄のデメリットも…
どんな作業にもデメリットはあるもの。高圧洗浄の場合は次のような点に注意が必要です。
1. 塗膜が剥がれるリスク
劣化した塗膜は高圧水に耐えられず、剥がれてしまうことがあります。
新築時や塗装後間もない場合は大丈夫ですが、年数が経っているときは注意が必要です。
2. 下地へのダメージ
コンクリートや木材などの下地が傷んでいると、水圧でダメージが広がる可能性もあります。
慎重な判断が求められる部分です。
3. 周囲への飛散
高圧で水を噴射するため、汚れや水しぶきが周囲に飛ぶことがあります。
近隣への配慮や養生をしっかり行うことが重要です。
騒音も出るため、近所に一声かけておくとトラブルを防げます。
どの業者様も、「近隣挨拶」と言って、近隣の方々へお手紙でのお知らせをしていることが多いです。
まとめ:高圧洗浄は「正しく使えば」強い味方
高圧洗浄は、外壁の美しさを取り戻し、塗装の仕上がりや建物の耐久性を左右する重要な工程です。
ただし、やり方を間違えると逆効果になることもあるため、外壁の状態や材質を見極める目が必要になります。
「汚れが気になるけど、塗装はまだ早いかも…」そんなときは、高圧洗浄だけでも試してみる価値があります。
しかし、足場が必要な場合や塗膜の劣化が激しい場合は、塗装も視野に入れて検討した方が良いかもしれません。