陸屋根のメンテナンス方法を徹底解説
2025.07.12 (Sat) 更新
練馬区にお住まいの皆様こんにちは!
練馬区地域密着の外壁塗装・屋根・雨樋専門店おひさま美装 ブログ更新担当です。
今回は『陸屋根のメンテナンス方法を徹底解説』です。
都市部の建物やスタイリッシュなデザイン住宅でよく見かける「陸屋根(りくやね)」。
特に学校やアパート、マンションなどの大きな建物の屋根を想像してみると1番わかりやすいと思います!!!
フラットな屋根形状が魅力のこの屋根は、見た目がすっきりしておしゃれなだけでなく、屋上スペースを有効活用できるという利点もあります。
しかし、実はこの陸屋根、他の屋根に比べて“雨水が溜まりやすい”という特徴があり、定期的なメンテナンスがとても重要です。
この記事では、そんな陸屋根の特徴から劣化のサイン、そして具体的なメンテナンス方法や周期、防水工事と外壁塗装を一緒に行うべき理由まで、わかりやすく解説します。
目次
そもそも陸屋根ってどんな屋根?
陸屋根とは、ほぼ水平に近い形状の屋根のこと!!
見た目には平らに見えますが、実際は雨水を流すために1〜3度程度のわずかな傾斜が設けられています。
特に都市部では、屋上をバーベキューや家庭菜園のスペース、さらにはソーラーパネルの設置場所として活用するために、陸屋根の設計が選ばれることが増えています。
陸屋根のメリットと注意点
屋根を有効活用できる陸屋根ですが、大きなメリット・デメリットがございます。
この2つをきちんと把握しておくことがとても大事です◎
メリット
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デザイン性が高い:シンプルでモダンな見た目が特徴
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屋上活用が可能:緑化や多目的スペースとして有効
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太陽光発電に最適:平面なのでパネルの設置効率が良い
注意点
ただし、勾配が少ないため水はけが悪く、防水対策が特に重要です。
防水層が劣化すると、雨漏りやカビなどのトラブルが発生する可能性があるため、しっかりとした管理が求められます。
陸屋根に現れる劣化のサインとは?
陸屋根は、紫外線や雨風、雪といった自然環境に日々さらされているため、次のような劣化症状が起こりやすいです。
1. 防水層のひび割れや剥がれ
表面の防水層は経年劣化により、ひび割れたり、剥がれたりすることがあります。
これを放置すると、屋根の下にある建材に水が浸入する恐れがあります。
2. 雨漏り
ひび割れなどから雨水が侵入すると、天井や壁にシミやカビが発生し、構造材の腐食にもつながります。
3. 苔やカビの発生
排水不良により屋根に水が溜まると、湿気がこもり苔やカビが繁殖します。
これも防水層の劣化をさらに早める要因となります。
陸屋根のメンテナンス方法
陸屋根のメンテナンスは、早め早めの対応が建物の寿命を延ばすカギになります。
ここでは、実際に行うべき具体的なメンテナンス方法をご紹介します。
1. 定期点検(年1回を目安)
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防水層にひびが入っていないか
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排水口にゴミが溜まっていないか
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屋根に苔やカビがないか
これらを定期的に確認することで、初期の劣化を見逃さずに対応できます。専門業者に依頼するのがおすすめです。
2. 防水塗装
防水性能が低下してきた場合には、塗装によるメンテナンスが有効です。
一般的な流れは以下のとおり:
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高圧洗浄:屋根の汚れやカビを落とす
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下地補修:ひび割れや浮き部分の修復
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防水塗装:ウレタンやシリコン系塗料を数回重ねて施工
これにより、防水機能が回復し雨漏りを防げます。
3. 排水口の清掃
落ち葉や砂が詰まって排水が滞ると、雨水がたまってしまいます。
水たまりは苔やカビの温床になるので、定期的な排水口の清掃も大切です。
陸屋根のメンテナンス周期は?
防水層や塗装の種類にもよりますが、5〜10年ごとに防水工事を行うのが一般的です。
もちろん、建物の立地や環境、過去のメンテナンス状況によって適切なタイミングは変わりますので、専門業者による診断を定期的に受けることをおすすめします。
外壁塗装と一緒に防水工事をするべき理由
陸屋根の防水工事は、外壁塗装と同じタイミングで行うのが理想的です。
その理由をご紹介します。
1. 足場費用の節約
屋根と外壁、それぞれ別のタイミングで工事をすると、その都度足場代がかかります。
同時に行えば足場設置は1回で済むため、費用を抑えることができます。
2. 建物の保護力UP
屋根と外壁、両方がしっかり保護されていれば、建物全体の耐久性が高まり、長く安心して住むことができます。
3. 美観の統一
屋根と外壁を同時に施工すれば、全体の見た目に統一感が生まれ、美しい仕上がりになります。
まとめ|陸屋根はこまめなメンテナンスが長寿命のカギ
陸屋根は、デザイン性と機能性を兼ね備えた優れた屋根形式ですが、そのぶん防水メンテナンスの重要度が高いのも事実です。
放置してしまうと、雨漏りやカビの発生、構造体の劣化といった深刻な問題へと発展してしまう可能性があります。
ぜひ5年に一度を目安に点検・防水塗装・清掃を行い、建物を長く安全に使える状態に保ちましょう。
また、外壁塗装を予定している方は、この機会に屋上や陸屋根の防水工事も合わせて検討してみてください。
費用も手間もぐっと抑えられますよ!