無料雨漏診断 雨漏りでお悩みの方へ

いつも私たちが暮らしている住宅は、常に雨風に晒され続けているにも関わらず、通常雨漏りをすることはありません。
たとえばこれが障子や石垣であればそうはいかず中に雨水が染み出し雨漏りに繋がってしまうでしょう。

いったいなぜ住宅の外壁は簡単には雨漏りしないのでしょうか？

それは屋根や外壁に使われている塗料の塗膜が防水性能を保っているおかげです。
塗膜の防水効果は性能や状況によって変わってきますが、長い物では15年以上も持つとされています。

当然これは塗料の性能や価格・品質によって大きく変わってきます。特に最も防水効果が低い物ではものの5年で劣化してしまいます。

では塗料に寿命があることはお分かりいただけたかと思いますが、
この寿命が一度来てしまうとどうなるのでしょう？

この場合、直ちに雨漏りとはなりません。屋根材や外壁材が雨を防ぐからです。

ではこの塗料に寿命が来て、雨漏りを防げなくなってしまったらどうするのでしょうか？

次に雨漏りを防ぐのは屋根材や外壁材です。

防水は塗料による防水と屋根材や外壁材によるものに分けられ、これをそれぞれ一次防水と二次防水といいます。

先ほどお話ししたように塗料による防水は一次防水となりますが、これがだめになってもすぐに雨漏りしてしまうわけではなく、二次防水が雨漏りを防いでくれます。
ですが二次防水は直接雨水を受け止めることになり、これが機能してしまう状況になるとどんどん雨水がしみこんでいき、外壁材や屋根材の劣化が進み、雨漏りしやすくなってしまいます。

また、一度この状態になってしまうと雨水が家全体にしみこんでいき、いざ雨漏りをしたときにその雨漏りがどこから来ているか、といった要因の策定がかなり難しくなってしまいます。

雨漏りの要因って言ったって、雨漏りは屋根からするものじゃないの？と考えていらっしゃる方も多いかと思います。
しかしそういうわけではありません。実は外壁やベランダ、排水溝など家の色々な所が雨漏りに繋がってきます。

そこでこの先は、雨漏りの原因としてどういったことが雨漏りに繋がってくるのか、というところをお話させていただきます。

これを整理するために、雨漏りの主原因を紹介いたします。

ベランダからの雨漏り

ベランダからの雨漏りは主に防水層か排水溝の劣化などが主な原因になってきます。

雨漏りはベランダのひび割れなどから雨水が侵入することによって発生しますが、これがなぜ起こるかというと、長年雨水や紫外線に晒され続けた防水シートや防水塗装の劣化により起こります。
これは経年劣化を適切なタイミングでケアしていくことが予防になります。

また、排水溝も劣化が激しく、雨漏りの原因となりやすい部位です。 というのも、雨のたびにモノやごみなどが詰まってしまう部位なので、負荷が大変大きく劣化が進みやすい部位となります。

排水溝の劣化は周辺の防水シート等の劣化に繋がり、建物内部への雨水の侵入をまねき、雨漏りを発生させます。

またそれだけではなく排水溝のつまり自体が雨漏りを招くこともあります。 詰まってしまった排水溝から逃げることのできない雨水がだんだんとベランダにたまっていくことで、ベランダの防水層そのものの高さを超えてしまい、雨漏りが発生します。

こういったベランダの排水溝のつまりによる雨漏りに関しては単純につまりを取り除くことで雨漏りを解消することができます。
ただしこういったつまりを解消しても雨漏りが残っている場合は排水溝や防水層の劣化が原因であるといえます。

この場合はプロに依頼し、防水層を修繕する必要があります。

防水層の修繕が必要な場合は、まずはどの防水層が雨漏りの原因になっているかを策定します。
雨漏りの原因となっている防水層を特定出来たら下地処理の上に新しい防水層を施工することで雨漏りを改善します。

雨漏りの原因となりうる防水層は以下のとおりです。

①ウレタン防水　②FRP　③アスファルト防水　④シート防水

サッシからの雨漏り

10年以上の建造物に多くある住宅トラブルの内の一つです。劣化した建物のサッシでは、出っ張った部分や壁と密着している部分に必ず隙間ができます。

こうした隙間からどんどん雨水がはいりこむことで、雨漏りとなってしまいます。

サッシからの雨漏りについてはコーキングのひび割れから雨水が侵入するケースがほとんどです。
とはいえサッシそのものがゆがんでしまっている場合も少なくありません。その際はサッシ丸ごと交換となります。

窓のある家で生活するのであれば、サッシなどの経年劣化は必ずついてきます。

必ず確認をするようにお願いします。

外壁からの雨漏り

雨漏りが外壁から発生した場合、原因の多くは外壁のクラックかコーキングの劣化によるものが考えられます。

罅割れが雨漏りの原因となっているとはいっても幅の小さいクラックなら雨漏りの原因となっている可能性は低いです。
大きなクラックになってきてからが雨漏りの原因となる可能性が高くなります。

こういった部位の対処としては、クラックの周りにＶカットを行い、その後コーキング材などを補修することで塗装防水をして雨漏りを治します。

ただ部分補修をするとどうしても外壁の中でその部分が浮いてしまいます。

そこで全体補修をおすすめしております。

コーキングの劣化

コーキングの劣化が進んでしまうとクラックや痩せ、硬化等が発生します。これが雨漏りの原因です。通常、コーキングの寿命は外壁より短く10年程度です。
ですが昨今では外壁塗料と同じような寿命のコーキングがあります。ぜひそちらをご利用ください。

また、こういった場合はコーキングそのものをしっかりと打ち直していく必要があります。新しいコーキングを打ち直すことで雨漏りに対処いたします。

屋根を原因とした雨漏り

屋根からの雨漏り改善方法

屋根材が劣化したことによる雨漏りには対処法が大きく2つに分けられます。

屋根の葺き替えによる雨漏り補修

屋根の葺き替えとは、既存の屋根を除いてしまい、屋根材をまるっと新しくしてしまう工事のことです。
屋根の葺き替えを行うことによって屋根材の下地のメンテナンスも同時に行うことができますので、屋根がより長持ちするようになり風雨等の自然災害に強くすることができます。

また、実は屋根材のクラックや、ずれている部分、浮いている部分などがもし一部分だけでしたら、そこだけを吹き替えることも可能です。

カバー工法による雨漏り補修

カバー工法とは、既存の屋根はそのままに、屋根カバーを被せてしまう工事のことです。
屋根葺き替え工事よりも短期間で行える上に、費用の面でも屋根葺き替えより手軽に行うことができます。

したがって、この工法のメリットとしては屋根葺き替え工事と比較すると費用と工期が両方とも手軽に抑えられる点です。

一方デメリットとしては、屋根材の下地をきちんと確認できないため、損壊が出ていたとしてもわかりにくいことです。

外壁からの雨漏り

雨漏りが外壁を原因として発生してしまった場合の理由としては、大きく分けて外壁クラックとコーキングのどちらかになります。

外壁クラックによる雨漏り

外壁の劣化が進んでしまいますと、大きくクラックができてしまい、そこから雨水が入ってしまうことによって雨漏りの原因となります。

2mmに満たないようなクラックができただけの場合であれば、そこから雨水が入ってしまっただけではすぐに雨漏りとなるわけではありません。

しかしそれよりおおきい罅割れとなってくると多くの場合家の内部までクラックが進んでおり、確実に雨漏りの原因になってきます。

コーキング劣化による雨漏り

古くなってしまったコーキングは、痩せやひびわれが発生してしまうことにより、雨漏りの原因となってしまいます。原則としてはコーキングは外壁に満たない程度の寿命しかないことにあります。しかし昨今は技術が進み、15～20年程度の外壁塗装並みの寿命をもつコーキングも出てきています。

外壁の塗り直しによる雨漏り補修

クラックになってしまっている部位を専用の道具を用いてVカットすることで削り、そこをコーキング補修することによってクラックを塞いでしまいます。

ただ一部の補修だけをしてしまいますと施工した後に直す部分のみが浮いてしまいます。美観を損ないたくない方は外壁全ての箇所の塗装をすることが必要であるといえます。

コーキングを打ち直すことによる雨漏り補修

割れたり痩せたりしてしまったコーキングから雨水が入ることで雨漏りが起きてしまっている場合には、改めてコーキングを打たなければなりません。

考えられる雨漏りの再発原因

過去に雨漏り修繕を行ったにも関わらず雨漏りが再発してしまったときには、以下のような原因が起きていることが多いです。

１．雨水の侵入口を特定できていなかった

雨漏りが再び起きてしまった場合に一番みられるケースです。雨漏りの発生源を特定できなかったことで、雨漏りがまた起きてしまいます。

２．雨漏りが複数の原因から起きていた

雨漏りの原因は複数であることが少なくありません。発生源を全て対処しなければ雨漏りが完全に直ることはありません。

３．適切な雨漏り補修ができなかった

雨漏りの原因を見つけることができても適切に雨漏り補修ができなければ完全に雨漏りを止めることはできません。

４．建物自体が完全に劣化しており雨漏りとなってしまった場合

1つの部位を直したところで、住宅全体の劣化が進んでいれば、まもなく雨漏りが発生してしまいます。このような場合は屋根や外壁全体での工事を行わなければなりません。

こういったことを原因として雨漏りが再発してしまいます。

雨漏りの調査を行うことで雨漏りの発生源を特定し、きちんと処置を行う必要があります。
このような雨漏りの再発を防ぐために信頼できる雨漏りの専門店に依頼するようにしましょう！

おひさま美装では雨漏り修繕をしっかりと行うことができます。
無料診断も取り扱っておりますのでお気軽にご相談下さい！