「屋根塗装で雨漏りが直る」は本当?塗装で直るケース・直らないケースと適切な工事を徹底解説
2026.08.29 (Sat) 更新
練馬区にお住まいの皆様こんにちは!
練馬区地域密着の外壁塗装・屋根塗装・雨どい専門店おひさま美装 ブログ更新担当です。
今回は『「屋根塗装で雨漏りが直る」は本当?塗装で直るケース・直らないケースと適切な工事を徹底解説』です。

「屋根から雨漏りがしているから、屋根塗装で直るのでは?」と考えていませんか?
実は、この考え方は大きな誤解です。
屋根塗装は確かに屋根を守る大切な工事ですが、すでに発生している雨漏りを止めるには、別の対策が必要になることがほとんどです。
本記事では、屋根塗装の本当の役割と、雨漏りを根本的に解決する方法について、初心者向けにわかりやすく解説します。
「塗装で雨漏りが直る」という業者の言葉に惑わされないためにも、ぜひ最後までお読みください。
結論:すでに起きている雨漏りは「屋根塗装」だけでは直りません!

まず、結論からお伝えします。
天井や壁に雨染みが見えたり、室内に水滴が落ちてくるような本格的な雨漏りが発生している場合、屋根塗装だけでは解決できません。
なぜなら、屋根塗装と雨漏り修理は、全く異なる工事だからです。
この違いを理解することが、適切な修理方法を選ぶための第一歩となります。
屋根塗装の役割は「屋根材の保護・防水性の維持(一次防水)」
屋根塗装の本来の役割は、屋根材そのものを紫外線や雨水から守り、劣化を遅らせることです。
スレート屋根や金属屋根の表面に塗料を塗ることで、コーティング膜を形成し、屋根材の色あせやひび割れを防ぎます。
これを「一次防水」と呼びます。
しかし、塗料は雨水を完全にシャットアウトする「止水工事」ではないという点が重要です。
塗装膜は、あくまで屋根材の表面を保護するもので、内部に浸入した雨水を止める力はありません。
つまり、屋根塗装は「予防工事」であり、「修理工事」ではないのです。
雨漏りの原因は内部の「防水シート(ルーフィング)の破れ(二次防水)」
屋根は実は2重構造になっています。
表面の屋根材(瓦やスレート、金属板など)が「一次防水」で、その下に敷かれた防水シート(ルーフィング)が「二次防水」です。
雨漏りが室内まで達しているということは、屋根材をすり抜けた雨水が、さらに防水シートも破り、野地板(屋根の下地)や構造体まで浸水・腐食しているということです。
この状態では、表面にペンキを塗っても、内部の破れた防水シートから雨水は侵入し続けます。
つまり、本格的な雨漏りを止めるには、防水シート自体を修理・交換する必要があるのです。
「塗装で雨漏りが直る」と言う業者は危険!
残念ながら、「屋根塗装で雨漏りが直ります」と言って営業をかける業者が存在します。
これは、知識不足か、あるいは悪意のある営業手法です。
実際に塗装だけで雨漏りが止まらず、後になって「防水シートの交換が必要」と追加工事を持ちかけられたり、保証を受けられないトラブルが発生しています。
屋根の構造と雨漏りの原因を正しく理解し、適切な工事を提案できる業者を選ぶことが、失敗を防ぐ最大のポイントです。
地域密着型で長年の実績を持つ業者であれば、こうした誤った提案をすることはありません。
屋根塗装で「直るケース」と「直らないケース」の違い

では、屋根塗装が有効な場面と、そうでない場面を具体的に見ていきましょう。
この違いを知ることで、今の屋根の状態に対して、どの工事が必要なのかが判断しやすくなります。
屋根塗装が有効なケース(予防・初期劣化)
屋根塗装が活躍するのは、雨漏りが発生する前の「予防段階」です。
屋根材の表面的な劣化が見られるものの、まだ内部には雨水が浸入していない状態であれば、塗装によって屋根の寿命を延ばすことができます。
以下のような症状が見られたら、屋根塗装を検討する時期です。
- 屋根材の色あせ・色褪せが目立つようになった
- 屋根の表面にコケや藻が生えている
- チョーキング現象(塗料が粉状に剥がれる)が見られる
- 屋根材に微細なひび割れ(軽微なクラック)がある
特に、微細なひび割れが見られる場合、塗装前に小さなひび割れをコーキング補修してから塗装することで、そこからの雨水浸入を防ぎ、雨漏りを予防することができます。
つまり、屋根塗装は「これからの雨漏りを防ぐ」ための工事なのです。
屋根塗装では直らないケース(本格的な雨漏り)
一方、以下のような症状が見られる場合は、屋根塗装では対応できません。
これらは、すでに内部構造が傷んでいるサインです。
- 天井や壁に雨染みが見える、または水滴が落ちてくる
- スレート屋根に大きな割れや脱落がある
- 棟板金(屋根の頂上部分の金属板)が浮いている、サビが出ている、釘が抜けている
- 築15~20年以上経過し、防水シートが寿命を迎えている可能性がある
これらの場合、防水シートや野地板が既に傷んでいるため、屋根塗装だけでは根本的な解決にはなりません。
部分補修、カバー工法、または葺き替え工事など、より本格的な修理が必要になります。
要注意!屋根塗装をしたのに雨漏りが発生する「縁切り不足」とは?

ここで、屋根塗装に関する重要な注意点をお伝えします。
実は、屋根塗装の施工方法が不適切だと、塗装後に新たに雨漏りが発生することもあります。
その最大の原因が「縁切り不足」です。
スレート屋根塗装に必須の「タスペーサー(縁切り)」
スレート屋根(コロニアルなど)は、複数の屋根材が重なり合う構造になっています。
この重なり目には、通気と水分排出のための隙間が設けられているのです。
ところが、塗装時にこの隙間を塗料で塞いでしまうと、内部に入った雨水や結露の逃げ場がなくなります。
すると、毛細管現象(細い隙間を通じて液体が吸い上げられる現象)によって、雨水が屋根材の内部に引き込まれ、防水シートに到達してしまいます。
これが、塗装後の雨漏りの原因になるのです。
これを防ぐために、スレート屋根の塗装には「タスペーサー」という部材を重なり目に挿入し、塗料で塞がれないようにする「縁切り工事」が必須です。
おひさま美装では、このタスペーサーの設置と縁切り工事を徹底して行い、塗装後の雨漏りを防ぐ配慮をしています。
業者選びの際には、「縁切り工事をしますか?」と確認することが、非常に重要なポイントです。
屋根からの雨漏りを根本解決する3つの修理方法

では、実際に雨漏りが発生している場合、どのような修理方法があるのでしょうか。
被害の程度や屋根の状態に応じて、3つの主な工事方法があります。
それぞれの特徴と費用感を理解することで、最適な選択ができます。
① 部分補修・コーキング補修(軽度な破損・板金の浮き)
雨漏りの原因が限定的で、被害範囲が小さい場合は、部分補修で対応できることがあります。
例えば、棟板金の釘が数本抜けている、小さなひび割れからの浸水、コーキング材の劣化などが該当します。
この場合、抜けた釘を打ち直したり、ひび割れをコーキング材で埋めたり、劣化したコーキングを打ち替えることで、雨漏りを止めることができます。
費用は3万円~10万円程度が目安で、工期は1日~数日です。
ただし、部分補修は「応急処置」に近い場合もあるため、根本的な解決には至らないこともあります。
施工業者に「この修理で何年持つのか」「今後の劣化予測」を確認することが大切です。
② カバー工法(重ね葺き)(下地が健全な場合・コスパ重視)
カバー工法は、既存の屋根の上に新しい防水シートと軽量金属屋根(ガルバリウム鋼板など)を被せる工法です。
既存の屋根を撤去しないため、工期が短く、廃材処分費がかからないというメリットがあります。
費用は90万円~120万円程度が目安で、葺き替え工事よりも安く済みます。
ただし、この工法が使えるのは、野地板(屋根の下地)がまだ健全な場合に限られます。
野地板が腐食していたり、防水シートが完全に破れている場合は、カバー工法では対応できません。
施工前に、屋根の下地状態を正確に診断することが重要です。
③ 葺き替え工事(下地・野地板まで傷んでいる場合)
野地板や防水シートが大きく傷んでいる場合は、葺き替え工事が必要です。
既存の屋根を全て撤去し、下地から新しく作り直す工事です。
手間と時間がかかりますが、屋根を完全に新しくするため、今後20年以上の安心が得られます。
費用は130万円~190万円程度が目安で、工期は1週間~2週間程度です。
築20年以上の住宅で、複数の箇所から雨漏りが発生している場合は、葺き替え工事が最適な選択肢になることが多いです。
初期投資は大きいですが、長期的には最も経済的な解決方法です。
雨漏りを発見したときの応急処置と相談の流れ

雨漏りに気づいたら、焦らず、正しい対応をすることが大切です。
ここでは、発見時の応急処置と、専門家への相談の流れをお伝えします。
自分でできる室内の応急処置(バケツ・雑巾・吸水シート)
天井から水が落ちてきたり、壁に雨染みが見えたら、まずは室内の被害を最小限に抑えることが大切です。
バケツやタライを水が落ちる場所に置き、床への浸水を防ぎましょう。
雑巾で壁の雨染みを拭き、吸水シートを敷いて湿度を管理することも有効です。
ただし、これはあくまで応急処置です。
根本的な解決には、屋根の修理が必要です。
やってはいけないNG行動(危険な屋根上への登坂・やみくもなコーキング充填)
雨漏りを自分で直そうとして、屋根に登るのは絶対に避けてください。
屋根は非常に滑りやすく、転落事故のリスクが高いです。
また、原因を特定せずにやみくもにコーキング材を充填すると、かえって雨水の流れを悪くし、別の場所からの雨漏りを招くこともあります。
素人判断での修理は、問題を複雑にするだけです。
安全のためにも、必ず専門家に相談しましょう。
まずは専門家による「雨漏り原因調査(散水調査など)」を受ける
雨漏りの原因を正確に特定することが、適切な修理方法を選ぶための最初のステップです。
専門家は、散水調査(屋根に水をかけて、どこから雨水が浸入するかを確認する方法)や、赤外線サーモグラフィなどの調査方法を使って、原因を特定します。
この調査に基づいて、部分補修で済むのか、カバー工法が必要なのか、葺き替えが必要なのかが判断されます。
信頼できる業者であれば、調査結果を詳しく説明し、複数の修理方法と費用を提示してくれます。
焦らず、納得いくまで相談することが大切です。
屋根塗装と雨漏り修理の違いを理解して、正しい工事を選ぼう

本記事を通じて、屋根塗装と雨漏り修理は全く異なる工事であることが、おわかりいただけたと思います。
屋根塗装は「これからの劣化を防ぐ予防工事」であり、すでに発生している雨漏りを止める工事ではありません。
「塗装で雨漏りが直る」という営業文句に惑わされず、屋根の状態を正確に診断し、適切な工事を選ぶことが、長く安心して暮らすための秘訣です。
微細なひび割れや色あせが見られたら屋根塗装で予防し、すでに雨漏りが発生していたら部分補修・カバー工法・葺き替えなど、被害に応じた修理を選択してください。
屋根は家を守る最後の砦です。
信頼できる業者のアドバイスを受けながら、最適な対策を講じることをお勧めします。
屋根の雨漏りや塗装のことなら、おひさま美装にご相談ください
屋根塗装と雨漏り修理の違いについて、詳しく解説してきました。
「うちの屋根は塗装で大丈夫?それとも修理が必要?」と迷われている方も多いと思います。
株式会社ジューテクノ(屋号:おひさま美装)は、東京都練馬区・板橋区で2011年の創業以来、地域の皆様の屋根と外壁を守り続けています。
屋根の状態を正確に診断し、塗装で予防できるのか、修理が必要なのかを丁寧に説明いたします。
初心者の方にも分かりやすく、複数の工事方法と費用をご提案し、納得いただいた上で工事を進めます。
屋根のことで少しでも不安なことがあれば、お気軽にご相談ください。
おひさま美装の経験豊富なスタッフが、皆様の大切なお家を守るお手伝いをさせていただきます。





